【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成22年6月29日
【事業年度】 第94期( 自 平成21年4月1日 至 平成22年3月31日)
【会社名】 アマノ株式会社
【英訳名】 Am ano Cor por at i on
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 春 田 薫
【本店の所在の場所】 横浜市港北区大豆戸町275番地
【電話番号】 ( 045) 401−1441番
【事務連絡者氏名】 取締役常務執行役員管理本部長 草 薙 利 雄
【最寄りの連絡場所】 横浜市港北区大豆戸町275番地
【電話番号】 ( 045) 401−1441番
【事務連絡者氏名】 取締役常務執行役員管理本部長 草 薙 利 雄
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社大阪証券取引所
( 大阪市中央区北浜1丁目8番16号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
( 1) 連結経営指標等
回次 第90期 第91期 第92期 第93期 第94期
決算年月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 平成22年3月 売上高 ( 百万円) 79, 743 85, 769 93, 351 91, 812 78, 586 経常利益 ( 百万円) 9, 581 10, 205 10, 534 5, 293 2, 436 当期純利益 ( 百万円) 5, 915 5, 961 6, 104 2, 214 1, 010 純資産額 ( 百万円) 78, 732 83, 620 86, 307 75, 394 74, 967 総資産額 ( 百万円) 105, 262 111, 487 116, 950 102, 192 100, 687 1株当たり純資産額 ( 円) 981. 92 1, 033. 61 1, 062. 70 972. 08 964. 78 1株当たり当期純利益 ( 円) 72. 89 74. 29 75. 96 28. 14 13. 20 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 72. 76 74. 24 75. 94 ― ―
自己資本比率 ( %) 74. 8 74. 4 73. 0 72. 9 73. 4
自己資本利益率 ( %) 7. 8 7. 4 7. 2 2. 8 1. 4
株価収益率 ( 倍) 28. 1 19. 4 13. 5 27. 9 64. 5 営業活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) 6, 048 7, 101 9, 362 6, 232 9, 064 投資活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △4, 279 △ 8, 834 △ 20, 417 △2, 453 △2, 412 財務活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △2, 133 △ 2, 016 △ 2, 697 △5, 692 △2, 382 現金及び現金同等物
の期末残高
( 百万円) 34, 402 30, 690 17, 192 16, 708 20, 932 従業員数 ( 名) 2, 980 3, 024 3, 773 3, 804 3, 978
( 注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 平成21年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在 しないため、平成22年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、 記載しておりません。
3 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」( 企業会 計基準第5号) 及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」( 企業会計基準適用指 針第8号) を適用しております。
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( 2) 提出会社の経営指標等
回次 第90期 第91期 第92期 第93期 第94期
決算年月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 平成22年3月 売上高 ( 百万円) 63, 619 68, 187 70, 902 64, 184 52, 768 経常利益 ( 百万円) 8, 457 8, 563 8, 363 4, 305 1, 940 当期純利益 ( 百万円) 5, 246 5, 003 4, 848 2, 132 882 資本金 ( 百万円) 18, 239 18, 239 18, 239 18, 239 18, 239 発行済株式総数 ( 株) 81, 257, 829 81, 257, 829 81, 257, 829 81, 257, 829 81, 257, 829 純資産額 ( 百万円) 78, 973 81, 788 83, 586 79, 630 78, 706 総資産額 ( 百万円) 101, 621 105, 807 107, 226 99, 129 96, 784 1株当たり純資産額 ( 円) 985. 32 1, 018. 70 1, 039. 75 1, 039. 55 1, 027. 51 1株当たり配当額
( 内、1株当たり 中間配当額)
( 円) ( 円)
26. 00 ( 13. 00)
30. 00 ( 13. 00)
34. 00 ( 17. 00)
30. 00 ( 17. 00)
26. 00 ( 13. 00) 1株当たり当期純利益 ( 円) 64. 92 62. 36 60. 33 27. 10 11. 53 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 64. 80 62. 31 60. 32 ― ―
自己資本比率 ( %) 77. 7 77. 3 78. 0 80. 3 81. 3
自己資本利益率 ( %) 6. 8 6. 2 5. 9 2. 6 1. 1
株価収益率 ( 倍) 31. 6 23. 1 17. 0 29. 0 73. 8 配当性向 ( %) 39. 7 48. 1 56. 4 109. 9 225. 6 従業員数 ( 名) 1, 953 1, 989 2, 057 2, 095 2, 098
( 注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 平成21年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在 しないため、平成22年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、 記載しておりません。
3 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」( 企業会 計基準第5号) 及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」( 企業会計基準適用指 針第8号) を適用しております。
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2 【沿革】
当社は昭和6年タイムレコーダー、 タイムスタンプの製造を目的として創めた株式会社天野製作所が、 後
年軍需工場となり、 終戦により閉鎖されるに至ったため、 昭和20年11月22日同社の第二会社としてタイムレ
コーダー部門の事業の継承を目的として設立されたものであります。
設立後の主要事項は次のとおりであります。
年月 主要事項
昭和20年11月 横浜機器株式会社設立 タイムレコーダー、タイムスタンプ製造開始 昭和26年4月 工業用真空掃除機等の研究、製造を開始
昭和31年10月 天野特殊機械株式会社を吸収合併し、商号を天野特殊機械株式会社と変更 昭和36年10月 東京証券取引所第二部に上場
昭和39年7月 子会社アマノ タイムシステム I nc . を米国ニューヨーク市に設立( 昭和52年1月1日アマノ アメ リカ I nc . に社名変更)
昭和41年6月 商号をアマノ株式会社と変更 昭和42年8月 東京証券取引所第一部に上場
昭和43年6月 コンピューター就業管理システム「アレコデータ」を発売
昭和45年7月 子会社東海アマノ株式会社を設立、細江工場( 昭和44年4月静岡県引佐郡細江町( 現・浜松市北区) に建設) の生産を委託
昭和47年3月 子会社アマノ ヨーロッパ N. V. をベルギー国ブラッセル市に設立 昭和47年4月 大阪証券取引所第一部に上場
昭和48年4月 駐車場管理機器を発売
昭和53年12月 子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング I nc . を米国カリフォルニア州アナハイムに 設立し、米国向けタイムレコーダー、タイムスタンプの生産開始
昭和56年1月 コンピュータータイムレコーダー「インテレコーダー」を発売 昭和57年7月 清掃機器発売
昭和62年3月 神奈川県津久井郡津久井町( 現・相模原市緑区) に津久井工場を建設
昭和63年6月 子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N. V. をベルギー国ゲンク市に設立( 平成19年7月1 日アマノ ヨーロッパ N. V. に商号変更。現・連結子会社)
平成元年4月 子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング I nc . が子会社アマノ アメリカ I nc . を吸収 合併し、商号をアマノ エレクトロニクス オブ アメリカ I nc . と変更
平成2年3月 米国デラウェア州に子会社株式保有を目的とした持株会社アマノ インターナショナル USA I nc . を設立( 平成10年1月9日アマノ USA I nc . に、平成18年4月18日アマノ USA ホールディングス I nc . に商号変更。現・連結子会社)
平成2年3月 米国パイオニア エクリプス Cor p. ( 清掃機器・溶剤の生産及び販売会社) を持株会社を通じ買収 ( 平成18年6月28日アマノ パイオニア エクリプス Cor p. に商号変更。現・連結子会社)
平成2年6月 子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N. V. が子会社アマノ ヨーロッパ N. V. を吸収合併 平成3年10月 子会社東海アマノ株式会社を吸収合併
平成3年12月 米国シンシナティ タイム I nc . ( タイムレコーダー等時間管理機器及びパーキングシステムの生 産・販売会社) を持株会社を通じ買収
平成4年10月 子会社シンシナティ タイム I nc . が子会社アマノ エレクトロニクス オブ アメリカ I nc . を吸収 合併し、商号をアマノ シンシナティ I nc . と変更( 現・連結子会社)
平成4年10月 静岡県浜松市新都田( 現・浜松市北区) に都田工場を建設
平成5年4月 子会社アマノ クリーンテック( M) SDN. BHD. ( 集塵システム等の総合エンジニアリング及び販売会 社) をマレーシア国に設立( 現・連結子会社)
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年月 主要事項
平成7年3月 子会社株式会社環境衛生研究所( 作業環境測定等のコンサルティング会社) を設立( 現・連結子会 社)
平成7年4月 子会社安満能国際貿易( 上海) 有限公司( タイムレコーダー・情報システム機器及び環境関連機器 の販売会社) を中国に設立( 現・連結子会社)
平成7年6月 子会社アマノ タイム&エアー シンガポール PTE. LTD. ( タイムレコーダー・情報システム機器・ 駐車場機器及び環境関連機器の販売会社) をシンガポール国に設立( 現・連結子会社)
平成8年4月 子会社株式会社エー・エム・エス( 駐車場の運営管理等の請負、清掃業務の請負及び関連機器の販 売) を設立( 平成18年5月8日アマノマネジメントサービス株式会社に商号変更。現・連結子会社) 平成8年4月 子会社アマノ コーリア Cor p. ( 時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社) を
韓国に設立( 現・連結子会社)
平成8年4月 米国アキュタイム Cor p. ( 時間情報システム機器の販売会社) を持株会社を通じ買収( 平成18年5 月24日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイス I nc . に商号変更。平成20年1 月1日アマノ マクギャン I nc . に吸収合併。)
平成9年10月 関連会社ATASサービス PTE. LTD. ( 清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負) をシンガポール国 に設立( 平成11年1月増資。平成20年5月19日清算処理。)
平成10年2月 子会社 PT. アマノインドネシア( 時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社) をインドネシア国に設立( 現・連結子会社)
平成10年4月 子会社アマノ アジア マネジメント PTE. LTD. ( 子会社管理) をシンガポール国に設立( 平成18年12 月31日清算処理。)
平成10年7月 子会社ATAS E&Cサービス( M) SDN. BHD. ( 清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負) をマレーシア 国に設立( 現・連結子会社)
平成11年4月 子会社アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社( 時間情報システム機器及び環境関連シス テム機器の販売・保守・エンジニアリング業務) を設立( 現・連結子会社)
平成12年4月 子会社安満能軟件工程( 上海) 有限公司( ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務) を中 国に設立
平成12年4月 子会社シー・エス・ジェー株式会社( 情報処理業務及び情報提供サービス業務) を設立( 平成16年 4月1日アマノビジネスソリューションズ株式会社に商号変更。現・連結子会社)
平成13年4月 子会社アマノ・エコ・テクノロジー株式会社( 環境関連システム機器の販売・保守・エンジニア リング業務) を設立
平成13年8月 子会社エー・エス・イー USA I nc . ( ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務) を米国 に設立( 平成18年8月連結子会社アマノ シンシナティ I nc . に吸収合併。)
平成14年3月 株式会社武蔵電機製作所( 清掃機器の生産及び販売会社) を買収( 平成18年4月3日アマノ武蔵電 機株式会社に商号変更。現・連結子会社)
平成14年10月 オムロン株式会社から駐車場設備事業の営業権を譲受け
平成17年2月 子会社アマノ マレーシア SDN. BHD. ( 時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会 社) をマレーシア国に設立( 現・連結子会社)
平成18年8月 連結子会社アマノ シンシナティ I nc . が非連結子会社エー・エス・イー USA I nc . を吸収合併 平成18年9月 米国インダストリアル タイム&システム I nc . を買収しアマノ USA I nc . に商号変更( 平成20年1
月1日アマノ インテグレーテッド システムズ I nc . に商号変更。現・連結子会社) 平成19年4月 オムロンティー・エー・エス株式会社から駐車場・駐輪場機器販売事業の営業権を譲受け
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年月 主要事項
平成19年6月 米国テリー マクギャン&アソシエイツ I nc . を持株会社を通じ買収しアマノ マクギャン I nc . に 商号変更( 平成20年1月1日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイス I nc . 、 アマノ タイム&パーキング ソリューションズ アトランタ I nc . 及びアマノ タイム&パーキング ソリューションズ シンシナティ I nc . を吸収合併。現・連結子会社)
平成19年7月 子会社アマノ ヨーロッパ ホールディングス N. V. ( 持株会社) をベルギー国に設立( 現・連結子会 社)
平成19年8月 台湾パーキンシス テクノロジー Co. , Lt d. へ追加出資( 現・持分法適用関連会社)
平成20年1月 子会社アマノ タイ インターナショナル Co. , Lt d. ( 時間情報システム機器及び環境関連システム 機器の販売会社) をタイ国に設立( 現・連結子会社)
平成20年1月 フランス国ホロスマート S. A. 及びその子会社ホロクオルツ S. A. 、ホロクオルツ モロッコ S. A. 、 ピアル テクノロジー S. A. 、オムニバッジ S. A. ( 平成21年1月1日スコーパス S. A. を吸収合併し スコーパス オムニバッジ S. A. S. に商号変更) 、スコーパス S. A. ( 平成21年1月1日オムニバッジ S. A. に吸収合併。) を持株会社を通じ買収( 現・連結子会社)
平成20年1月 連結子会社アマノ マクギャン I nc . がASSI Sec ur i t y I nc . ( カリフォルニア州) の営業権を譲受け 平成22年2月 米国アキュタイム システムズ I nc . 及びその子会社アキュテック システムズ Lt d. を持株会社を
通じ買収
なお、この間、各種の時間情報システム機器、環境関連システム機器を開発するとともに全国各地 に順次営業所を設立、販売網を拡充した。
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3 【事業の内容】
当社及び子会社39社、 関連会社2社( 平成22年3月31日現在) においては、 時間情報システム及び環境関連
システムの2部門に関係する事業を主として行っております。
各事業における当社及び関係会社の位置付け等は、 次のとおりであります。
なお、 次の2部門は「第5 経理の状況 1 ( 1) 連結財務諸表 注記」に掲げる事業の種類別セグメント情
報の区分と同一であります。
①時間情報システム事業
当事業の主な製品は就業情報システム・給与計算システムを中心とする情報システム機器、 タイムレコー
ダーを中心とする時間管理機器、 並びにパーキングシステム機器であります。
これらの機器は、 当社が生産し、 国内販売を行うとともに、 輸出販売を行っております。 また、 アマノビジネ
スソリューションズ㈱が情報処理業務及び情報提供サービス業務を行っております。
米 国 地 域 に お い て は 、 ア マ ノ シ ン シ ナ テ ィ I nc . が 生 産 ・ 販 売 、 ソ フ ト ウ ェ ア 商 品 の 開 発 及 び コ ン サ ル
ティング業務を行っております。 なお、 当社から生産用部品の一部を同社に供給しております。 また、 アマノ
マクギャン I nc . がパーキングシステムの販売業務を行っております。
欧州地域においては、 アマノ ヨーロッパ N . V. が情報システム機器の販売を行っております。 また、 ホロク
オルツ S. A. がソフトウェア商品の開発並びに情報システム機器の販売及びコンサルティング業務を行っ
ております。
その他の地域においては、 以下の関係会社が主として当事業の製品の販売を行っております。 なお、 中国に
おいては、 安満能軟件工程( 上海) 有限公司がソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務を行って
おります。
カナダ地域 アマノ シンシナティ カナダ I nc .
アジア地域 安満能国際貿易( 上海) 有限公司、 アマノ コーリア Cor p. 、
アマノ タイム& エアー シンガポール PTE. LTD . 、
アマノ マレーシア SD N . BH D . 、
アマノ タイ インターナショナル Co. , Lt d
②環境関連システム事業
当事業の主な製品は集塵機・集塵装置、 粉粒体空気輸送システム、 高温有害ガス除去システム、 脱臭システ
ム、 電解水生成装置及び清掃機器であります。
これらの機器は、 当社が生産し、 国内販売及び海外の一部地域において輸出販売を行っております。 また、
アマノ武蔵電機㈱が清掃機器の生産・販売を行い、 ㈱環境衛生研究所が作業環境測定、 環境計量証明事業及
びそれらに関連するコンサルティング業務を、 アマノ・エコ・テクノロジー㈱が環境関連システム機器の
生産・販売・保守・エンジニアリング業務をそれぞれ行っております。
米国地域においては、 アマノ パイオニア エクリプス Cor p. が清掃機器及びフロアメンテナンス用ケミカ
ル用品の生産・販売を行っております。
ア ジ ア 及 び 豪 州 地 域 に お い て は 、 ア マ ノ マ レ ー シ ア SDN . BHD. 及 び ア マ ノ タ イ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル
Co. , Lt dが集塵機・集塵装置、 粉粒体空気輸送システム等の販売及び総合エンジニアリング( 企画・設計・
施工等) を行っております。
アマノマネジメントサービス㈱は駐車場の運営管理・清掃業務の請負等、 上記2事業に関する請負業務を
主として行い、 アマノメンテナンスエンジニアリング㈱は上記2事業に関する製品の販売・保守・エンジ
ニアリング業務を行っております。 また、 ㈱アマノエージェンシーは当社の福利厚生業務、 損害保険代理業
務を行っております。
なお、 アマノ U SA ホールディングス I nc . ( 持株会社) が米国子会社( アマノ シンシナティ I nc . 、 アマノ
パイオニア エクリプス Cor p. 、 アマノ マクギャン I nc . 、 アマノ インテグレーテッド システムズ I nc . 他
3社) の株式を、 アマノ ヨーロッパ ホールディングス N . V. ( 持株会社) が欧州子会社( アマノ ヨーロッパ
有価証券報告書
なお、 当系統図での事業区分別位置付けは、 各関係会社の主たる事業で区分し図示しております。
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各関係会社は次のとおりであります。
連結子会社
アマノ U SA ホールディングス I nc . 株式保有・子会社管理
アマノ シンシナティ I nc . 時間情報システム機器の生産・販売
アマノ シンシナティ カナダ I nc . 時間情報システム機器の販売
アマノ マクギャン I nc . 時間情報システム機器の販売
アマノ インテグレーテッド
システムズ I nc .
時間情報システム機器の販売
アマノ パイオニア
エクリプス Cor p.
清掃機器・ケミカル用品の生産・販売
アマノ ヨーロッパ
ホールディングス N . V.
株式保有・子会社管理
アマノ ヨーロッパ N . V. 時間情報システム機器の販売
ア マ ノ タ イ ム &パ ー キ ン グ ス ペ イ ン S . A.
( 注) 1
時間情報システム機器の販売
ホロスマート S. A. 株式保有・子会社管理
ホロクオルツ S. A. 時間情報システム機器の販売
ホロクオルツ モロッコ S. A. 時間情報システム機器の販売
ピアル テクノロジー S. A. 時間情報システム機器の販売
スコーパス オムニバッジ S. A. S. 時間情報システム機器の販売
アマノ マレーシア SD N . BH D . 時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
アマノ クリーンテック( M ) SD N . BH D . 環境関連システム機器の販売・エンジニアリング
業務
アマノ タイム& エアー シンガポール
PTE. LTD .
時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
ATAS E& Cサービス( M ) SD N . BH D . 清掃業務の請負、 駐車場の運営管理等の請負及び
関連機器の販売
PT. アマノインドネシア 時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
アマノ タイ インターナショナル
Co. , Lt d.
時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
安満能国際貿易( 上海) 有限公司 時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
アマノ コーリア Cor p. 時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売
㈱環境衛生研究所 作業環境測定、 環境計量証明事業及びそれらに関
連するコンサルティング業務
アマノマネジメントサービス㈱ 駐車場の運営管理等の請負、 清掃業務の請負及び
関連機器の販売
アマノメンテナンスエンジニアリング㈱ 時間情報システム機器及び環境関連システム機器
の販売・保守・エンジニアリング業務
アマノビジネスソリューションズ㈱ 情報処理業務及び情報提供サービス業務
アマノ武蔵電機㈱ 清掃機器の生産・販売
㈱アマノエージェンシー 当社の福利厚生業務・損害保険代理業務
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非連結子会社
安満能軟件工程( 上海) 有限公司 ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業
務
エー・エス・イー R& D ヨーロッパ N . V. ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業
務
アマノ パーキング ヨーロッパ N . V. 時間情報システム機器の販売
アマノ U K Lt d. ( 注) 2 時間情報システム機器の販売
アキュタイム システムズ I nc . ( 注) 3 時間情報システム機器の生産・販売
アキュテック システムズ Lt d. ( 注) 3 時間情報システム機器の販売
アットパーク コリア Co. , Lt d. 駐車場の運営管理等の請負
タイム スタンプ
ソリューション Co. , Lt d.
時刻認証・配信サービス業務
アマノ・エコ・テクノロジー㈱ 環境関連システム機器の生産・販売・保守・エン
ジニアリング業務
アマノシステムズ九州㈱ 時間情報システム機器の販売
アマノタイムビジネス㈱ 時刻認証・配信サービス業務
持分法適用関連会社
パーキンシス テクノロジー
Co. , Lt d.
駐車場の運営管理等の請負
持分法非適用関連会社
上海奇安機電設備有限公司 環境関連システム機器の生産・エンジニアリング
業務
( 注) 1 重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。 2 平成21年6月17日付で、設立したことにより非連結子会社に含めております。
3 平成22年2月28日付で、全株式を取得したことにより非連結子会社に含めております。
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4 【関係会社の状況】
名称 住所
資本金又は 出資金 ( 百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容
( 連結子会社)
ア マ ノ US A ホ ー ル デ ィ ングス I nc .
( 注) 2 米国
ニ ュ ー ジ ャ ー ジー州
11, 170 万 USドル
全 社 的 管 理 業 務
100. 0
アマノ シンシナティ I nc . 、アマノ パ イオニア エクリプス Cor p. 、アマノ マ ク ギ ャ ン I nc . 、ア マ ノ イ ン テ グ レーテッド システムズ I nc . 他3社の 持株会社である。
役員の兼任… … … 3名 債務保証
アマノ シンシナティ I nc .
( 注) 2 米国
ニ ュ ー ジ ャ ー ジー州
2, 317 万 USドル
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の米国市場向け、時間情報システ ム機器の一部の製造及び販売・修理を 行っている。
役員の兼任… … … 2名 アマノ パイオニア エク
リプス Cor p.
米国
ノ ー ス キ ャ ロ ライナ州
460 万 USドル
環 境 関 連 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の米国市場向け、清掃機器・ケミ カル用品の一部の製造及び販売を行っ ている。
役員の兼任… … … 2名
アマノ マクギャン I nc . ( 注) 2 米国 ミネソタ州
4, 641 万 USドル
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の米国市場向け、時間情報システ ム機器の一部の製造及び販売・修理を 行っている。
役員の兼任… … … 2名 ア マ ノ イ ン テ グ レ ー
テッド システムズ I nc .
米国
コ ネ チ カ ッ ト 州
434 万 USドル
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の米国市場向け、時間情報システ ム機器の一部の製造及び販売・修理を 行っている。
役員の兼任… … … 2名 アマノ ヨーロッパ ホー
ルディングス N. V.
( 注) 2 ベルギー ゲンク
7, 209 万 ユーロ
全 社 的 管 理 業 務
100. 0
アマノ ヨーロッパ N. V. 、ホロスマー ト S. A. 他8社の持株会社である。 役員の兼任… … … 3名
アマノ ヨーロッパ N. V. ( 注) 2 ベルギー ゲンク
1, 785 万 ユーロ
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の欧州市場向け、時間情報システ ム機器の販売を行っている。 役員の兼任… … … 2名
ホロスマート S. A. ( 注) 2 フランス パリ
1, 600 万 ユーロ
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
ホロクオルツ S. A. 、スコーパス オム ニバッジ S. A. S. 他2社の持株会社で ある。
役員の兼任… … … 2名 ホロクオルツ S. A. ( 注) 2
フランス パリ
2, 000 万 ユーロ
時 間 情 報 シ ス テム事業
100. 0 ( 100. 0)
当社の欧州市場向け、時間情報システ ム機器の販売を行っている。 役員の兼任… … … 1名 アマノ マレーシア
SDN. BHD.
マレーシア セランゴール ダ ル ル エ ー サ ン
250 万 マレーシア リンギット
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
100. 0
当社のアセアン市場向け、時間情報シ ステム機器及び環境関連システム機器 の販売を行っている。
役員の兼任… … … 4名 アマノ クリーンテック
( M) SDN. BHD.
マレーシア セランゴール ダ ル ル エ ー サ ン
20 万 マレーシア リンギット
環 境 関 連 シ ス テム事業
90. 0
当社のアセアン市場向け、環境関連シ ステム機器の販売並びにエンジニアリ ング業務を行っている。
役員の兼任… … … 4名 アマノ タイム&エアー
シンガポール PTE. LTD.
シンガポール
70 万 シンガポール
ドル
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
100. 0
当社のアセアン市場向け、時間情報シ ステム機器及び環境関連システム機器 の販売を行っている。
役員の兼任… … … 4名
PT. アマノ インドネシア インドネシア
192, 800 万 インドネシ アルピア
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
90. 0 [ 10. 0]
当社のアセアン市場向け、時間情報シ ステム機器及び環境関連システム機器 の販売を行っている。
役員の兼任… … … 4名 ア マ ノ タ イ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ
ル Co. , Lt d.
タイ
800 万 バーツ
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
43. 0 [ 6. 0]
当社のアセアン市場向け、時間情報シ ステム機器及び環境関連システム機器 の販売を行っている。
役員の兼任… … … 3名 安満能国際貿易( 上海)
有限公司
中国 上海
20 万 USドル
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
100. 0
当社の中国・香港・台湾市場向け、時 間情報システム機器及び環境関連シス テム機器の販売を行っている。 役員の兼任… … … 3名
アマノ コーリア Cor p.
韓国 ソウル
450, 000 万 ウォン
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
100. 0
当社の韓国市場向け、時間情報システ ム機器及び環境関連システム機器の販 売を行っている。
役員の兼任… … … 4名 資金援助
㈱環境衛生研究所 浜松市北区 20
環 境 関 連 シ ス テム事業
100. 0
当社より環境関連システム機器に関す る研究及び測定業務を受託している。 役員の兼任… … … 5名
アマノマネジメント サービス㈱
( 注) 2横浜市港北区 205
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
72. 7 [ 27. 3]
当社の清掃機器・パーキングシステム 機 器 の 販 売 ・ 賃 貸 及 び 建 物 内 外 の 清 掃、駐車場運営管理の保守・保安業務 の請負を行っている。
役員の兼任… … … 3名
有価証券報告書
名称 住所
資本金又は 出資金 ( 百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容
アマノメンテナンス エンジニアリング㈱
( 注) 2横浜市港北区 30
時 間 情 報 シ ス テ ム 事 業 ・ 環 境 関 連 シ ス テ ム事業
65. 0 [ 35. 0]
当社の環境関連システム機器の販売・ 保守・エンジニアリング業務及び駐車 場設備機器の据付工事の請負を行って いる。
役員の兼任… … … 5名 アマノビジネス
ソリューションズ㈱
横浜市港北区 300
時 間 情 報 シ ス テム事業
96. 9 [ 3. 1]
当社の時間情報システムのソフトウェ アを利用し、就業・給与・人事のアウ トソーシングサービスを行っている。 役員の兼任… … … 4名
アマノ武蔵電機㈱ 埼玉県川口市 10
環 境 関 連 シ ス テム事業
100. 0
当社の清掃機器の一部の製造及び販売 を行っている。
役員の兼任… … … 3名
その他 7社
( 持分法適用関連会社)
パ ー キ ン シ ス テ ク ノ ロ ジー Co. , Lt d.
台湾
9, 663 万 新台湾ドル
時 間 情 報 シ ス テム事業
36. 6
当社のパーキングシステム機器の販売 を行っている。
役員の兼任… … … 1名 ( 注) 1 「主要な事業の内容」欄には、持株会社を除き事業の種類別セグメントの名称を記載しております。
2 特定子会社に該当します。
3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4 「議決権の所有割合」欄の( ) 内は、間接所有割合で内数、[ ] 内は、緊密な者又は同意している者の所有割合 で外数であります。
有価証券報告書
5 【従業員の状況】
( 1) 連結会社の状況
( 平成22年3月31日現在)
事業の種類別セグメントの名称 従業員数( 名)
時間情報システム事業 2, 888
環境関連システム事業 852
全社( 共通) 238
合計 3, 978
( 注) 従業員数は就業人員であります。
( 2) 提出会社の状況
( 平成22年3月31日現在) 従業員数( 名) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 円)
2, 098 39. 4 15. 2 5, 756, 402
( 注) 1 従業員数は就業人員であります。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
( 3) 労働組合の状況
当社グループの労働組合は、 昭和38年6月結成され、 全国金属機械労働組合に加盟しておりますが、 傾
向は穏健着実で健全な労使関係を維持しております。
有価証券報告書
第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
( 1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、 アジア諸国の経済成長等に支えられた輸出の伸びを背景に一
部に景気回復の傾向が見られ、 設備投資に底入れの兆しがあらわれてはいるものの、 雇用・所得環境の低
迷が続く等、 依然として厳しい状況が続いております。
このような経営環境下にあって、 当社グループは、 新中期経営計画に基づく連結成長戦略のもと、 市場
・プロダクトのグローバル展開、 総合提案ビジネスの拡大に取り組むとともに、 徹底的な顧客ニーズの掘
り起こしに注力し、 また、 全社一丸となって原価低減、 販管費抑制に努めました。 しかしながら、 顧客の設
備投資抑制による需要減少の影響は当社の想定を大きく上回るものとなりました。
業績は、 売上高については785億86百万円( 前年同期比14. 4%減) となりました。 利益については、 営業利
益は19億27百万円( 同64. 1%減) 、 経常利益は24億36百万円( 同54. 0%減) 、 当期純利益は10億10百万円( 同
54. 3%減)となりました。
事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであります。
① 時間情報システム事業
時間情報システム事業の売上高は595億42百万円( 前年同期比7. 2%減) 、 営業利益は42億92百万円( 同
13. 8%減) となりました。
情報システムは、 国内では、 景気回復への動きが見られるものの、 企業のI T投資抑制の影響により需
要は低迷し、 加えて市場競争激化などにより、 事業環境は厳しい状況が続いております。 一方、 次世代の
ビジネスと言われるクラウド・コンピューティング対応へと業界が移行する動きも顕著になりつつあ
り、 「システムを所有から利用する時代へ」と事業を取巻く環境は大きく変化しようとしています。 こ
のような状況下、 当社では、 平成22年4月1日施行の「改正労働基準法」対応へのシステム更新需要や
プログラム変更等の需要獲得に向け、 プライベートセミナーの全国開催や既存顧客に対するソリュー
ション提案など営業活動強化に注力してまいりました。 また、 市場のニーズに対応すべく、 国内グルー
プ会社との連携を強化し、 ASP( Appl i c at i on Ser vi c e Pr ovi der ) サービスの需要拡大にも注力してまい
りました。 当連結会計年度は、 前連結会計年度に比べハードウェアは大型ソリューション物件の受注減
少もあって12億92百万円減収( 前年同期比20. 6%減) 、 ソフトウェアは2億39百万円減収( 同6. 3%減) 、
メンテ・サプライは2億24百万円減収( 同7. 0%減) となりました。 なお、 ソフトウェアは減収となりま
したが、 第4四半期において改正労働基準法対応に関わる需要が増加し、 ソフト本数では前年比増とな
りました。 分野別には、 就業システムは14億13百万円減収( 同14. 4%減) 、 入室システムは3億円減収( 同
22. 7%減) となりました。 海外の実績は、 欧州はホロスマート社が現地通貨ベースでは増収と堅調に推
移したものの、 為替換算レートの変動により円ベースでは減収、 北米、 アジア地域も減収となり、 海外全
体では6億48百万円減収( 同10. 8%減)となりました。 以上の結果、 当事業部門の売上高は174億40百万
円( 同12. 1%減) となりました。
時間管理機器は、 国内では新店舗の出店数減少や更新需要の低迷に加え、 低価格機へのシフトなどに
より販売台数の減少が続き、 事業環境は厳しい状況が続いております。 当社はこのような市場環境に対
応すべく、 低価格で高機能をコンセプトとした新型タイムレコーダーや使いやすさにエコロジーをプ
ラスしたPC接続式I C型タイムレコーダーを投入し、 更新需要の喚起、 新市場の開拓に注力してまいりま
した。 当連結会計年度は、 国内は新製品投入が寄与したものの、 前連結会計年度に比べ輸出を含め5億
有価証券報告書
45百万円減収( 前年同期比14. 7%減) となりました。 海外の実績は、 北米、 欧州、 アジアいずれも需要は低
調に推移し、 海外全体では6億63百万円減収( 同30. 5%減) となりました。 以上の結果、 当事業部門の売
上高は43億15百万円( 同19. 5%減) となりました。
パーキングシステムは、 国内では、 新車買い替え補助制度などの経済対策が自動車の販売台数回復の
下支えとなる中、 自動車利用率向上が駐車場の稼働率改善に繋がり、 先送りとなっていた更新案件が再
開するとともに、 駐車場管理会社の不採算物件のスクラップ&ビルドが進んだことなどにより、 新規、
更新需要ともに緩やかな回復が続いております。 また、 駐車場を取巻くビジネス環境は、 温室効果ガス
排 出 削 減 へ の 取 り 組 み や 交 通 渋 滞 緩 和 を 目 的 と し た パ ー ク ア ン ド ラ イ ド 駐 車 場 設 置 へ の 取 り 組 み 、
カーシェアリングサービスの導入、 電気自動車用充電スタンドの設置拡大など、 車社会を反映した新し
い取り組みが増加し、 益々駐車場利用者のニーズに注目した駐車場経営が求められるようになってき
ております。 当社はこのような市場環境の中、 駐車場経営の収益向上、 効率化など顧客目線に立った提
案活動の強化や国内グループ会社との連携によるソリューション提案を強化するなど、 更新需要の掘
り起こしに注力してまいりました。 また、 「専用ゲートシステム市場」では、 省力化・合理化提案に加
え、 安心・安全を目的とした新市場開拓にも注力してまいりました。 当連結会計年度は、 前連結会計年
度に比べ駐車場・駐輪システム機器は、 大型システム物件の受注減少により14億73百万円減収( 前年同
期比10. 4%減) となりましたが、 メンテ・サプライは1億97百万円増収( 同2. 4%増) となりました。 な
お、 グループ会社アマノマネジメントサービス( 株) による駐車場管理受託事業の車室数は平成21年3
月末に比べ24, 400台増加( 同16. 1%増) いたしました。 海外の実績は、 北米、 欧州は景気悪化により減収、
アジア地域は韓国及びマレーシアが2桁伸長し増収となりましたが、 海外全体では15億10百万円減収
( 同11. 9%減) となりました。 以上の結果、 当事業部門の売上高は377億86百万円( 同3. 0%減) となりまし
た。
② 環境関連システム事業
環境関連システム事業の売上高は190億43百万円( 前年同期比31. 1%減) 、 営業利益は1億55百万円
( 同95. 2%減) となりました。
環境システムは、 国内は製造業の設備投資抑制が続く中、 液晶や半導体など電子機器関連分野におい
ては需要回復が顕著となり、 また設備投資凍結や先送りとなった案件が再開する動きも見られるよう
になりましたが、 事業環境は依然として厳しい状況が続いております。 当社はこのような市場環境の
中、 環境コンプライアンスにかかわる「安心・安全」対策として「粉塵爆発防止セミナー」や「省力
化・コストダウン」提案活動など既存顧客に対する直販体制強化による需要回復に注力してまいりま
した。 当連結会計年度は、 前連結会計年度に比べ、 大型システムは34億49百万円減収( 前年同期比46. 0%
減) 、 汎用機は25億84百万円減収( 同41. 9%減) 、 メンテ・サプライは9億64百万円減収( 同25. 5%減) と
大幅減収となりました。 海外の実績は、 アジア地域における日系企業の設備投資抑制が続き、 受注が低
調に推移したことにより、 海外全体では4億69百万円減収( 同40. 6%減) となりました。 以上の結果、 当
事業部門の売上高は115億20百万円( 同39. 6%減) となりました。
クリーンシステムは、 国内は商業施設関連の新規出店減少やファクトリー市場での設備投資抑制が続
く中、 清掃コスト抑制のために外注委託から自家清掃へと転換する動きも見られるようになりました
が、 事業環境は厳しい状況が続いております。 当社はこのような市場環境の中、 清掃コスト削減効果を
より具体的な提案活動へと展開させるため、 清掃機のデモンストレーション活動を全国展開し、 需要回
復に注力してまいりました。 当連結会計年度は、 前連結会計年度に比べ清掃機器はバフィング機の減少
有価証券報告書
低調が続き減収、 欧州・アジア地域も低調で海外全体では2億93百万円減収( 同14. 9%減) となりまし
た。 以上の結果、 当事業部門の売上高は75億23百万円( 同12. 2%減) となりました。
所在地別セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本
売上高は581億82百万円( 前年同期比14. 2%減) 、 営業利益は44億65百万円( 同39. 1%減) となり、 減収・
減益となりました。 部門別では情報システムが大規模ソリューション物件の減少や企業のI T投資削減
の影響により前年同期比13. 2%の減収、 パーキングシステムは駐車場、 駐輪場システムの大型物件減少
により同5. 5%の減収、 環境システムは製造業を中心とした設備投資の抑制に伴う案件の先送り、 凍結
により同39. 9%の減収となりました。 また、 時間管理機器及びクリーンシステムにおいても受注減少に
より減収となりました。 利益面では、 各部門の減収が減益の主な要因となっております。
② アジア
売上高は42億6百万円( 前年同期比6. 3%減) 、 営業利益は3億8百万円( 同25. 9%減) となり減収・減
益 と な り ま し た 。 部 門 別 で は パ ー キ ン グ シ ス テ ム が 韓 国 及 び マ レ ー シ ア で 二 桁 伸 長 し 、 前 年 同 期 比
14. 9%の増収となりました。 その他の部門はいずれも需要が低調に推移し減収となりました。 特に環境
システムは、 中国・東南アジア各地域における日系企業の設備投資抑制が大きく影響し、 同40. 6%の減
収となりました。 利益面では、 中国における環境システム事業の大幅減収が減益の主な要因となってお
ります。
③ 北米
売上高は105億17百万円( 前年同期比19. 3%減) 、 営業損失は57百万円( 前年同期は4億60百万円の営
業利益) となり減収・減益となりました。 部門別ではパーキングシステムが金融危機による景気悪化の
影響を受けて案件の凍結・先送りが顕著になり、 前年同期比19. 5%の減収となりました。 その他の部門
についても需要が低調に推移した結果、 時間管理機器が同28. 0%の減収、 クリーンシステムも同14. 7%
の減収となりました。 利益面では、 パーキングシステムの減収及び競争激化による粗利率の低下が大き
く影響したことが大幅減益の主な要因となっております。
④ 欧州
売上高は56億78百万円( 前年同期比12. 2%減) 、 営業損失は3億28百万円( 前年同期は1億96百万円の
営業損失) となり減収・減益となりました。 部門別では情報システムが現地通貨ベースでは増収と堅調
に推移したものの、 為替レートの変動により円ベースでは前年同期比10. 5%の減収、 時間管理機器は英
国市場での販売不振が大きく影響し、 同43. 2%の減収となりました。 利益面では、 景気後退の影響を大
きく受けたスペイン市場におけるパーキングシステムの不振が大幅減益の主な要因となっておりま
す。
有価証券報告書
( 2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、 前連結会計年度末に比べ42億23百万円増加
し、 209億32百万円となりました。
( 営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、 90億64百万円( 前年同期比45. 4%増)
となりました。 これは主に、 法人税等の支払額13億2百万円が計上されたものの、 減価償却費46億76百万
円、 売上債権の減少26億61百万円、 税金等調整前当期純利益23億65百万円等が計上されたことによるもの
であります。
( 投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、 △ 24億12百万円( 前年同期比1. 7%増)
となりました。 これは主に、 定期預金の払戻による収入52億6百万円、 有価証券の償還による収入20億円
が計上されたものの、 定期預金の預入による支出46億24百万円、 有価証券の取得による支出20億28百万
円、 有形固定資産の取得による支出16億57百万円、 無形固定資産の取得による支出16億39百万円等が計上
されたことによるものであります。
( 財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、 △ 23億82百万円( 前年同期比58. 1%
増) となりました。 これは主に、 配当金の支払額19億91百万円等が計上されたことによるものであります。
有価証券報告書
2 【生産、 受注及び販売の状況】
( 1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、 次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称 生産高( 百万円) 前年同期比( %)
時間情報システム事業 16, 085 △26. 6
環境関連システム事業 10, 799 △28. 5
合計 26, 885 △27. 4
( 注) 1 金額は、平均販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 2) 受注実績
製品は見込み生産でありますが、 一部製品に付帯する部品等は受注に応じて生産しております。
( 3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、 次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称 販売高( 百万円) 前年同期比( %)
時間情報システム事業 59, 542 △ 7. 2
環境関連システム事業 19, 043 △31. 1
合計 78, 586 △14. 4
( 注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
有価証券報告書
3 【対処すべき課題】
当社グループは、 「TI M E & ECO LO G Yの事業領域重視/本業強化」「得意な事業領域におけるニッチトッ
プ」「不断のリストラ」「キャッシュ・フローをベースとした経営」を4つの不変の戦略として継続しな
がら、 時代の変化に対応し、 変り続けることを伝統としております。 この4つの基本戦略をもとに、 平成20年
4月から3ヵ年の「新中期経営計画」を策定いたしました。
一昨年の秋以降、 米国のサブプライムローン問題に端を発する国際的な金融危機が世界的な規模で実体
経済に深刻な影響を及ぼし、 本計画策定時点において想定していた経営環境が激変したため、 当初設定いた
しました平成23年3月期の数値計画は見直し、 単年度計画として売上高831億円、 営業利益32億円と変更い
たしております。
具体的な事業課題につきましては、 次のとおりであります。
1 時間情報システム事業
情報システム事業は、 労働行政による「サービス残業」、 「長時間労働(過重労働)」撲滅のための指
導 強 化 や 雇 用 情 勢 の 厳 し さ か ら 労 働 審 判 事 案 な ど 雇 用 リ ス ク へ の 対 応 が 高 ま る 中 、 企 業 は 、 「 時 間 短
縮」、 「作業効率」、 「コスト削減」など業務の最適化、 「適正な労働時間の管理」に対するコンプライ
アンスへの取り組み強化など、 全社的な労働時間管理体制の構築に向け、 就業管理システム整備や再構築
などの潜在的な需要は底堅いものの、 I T投資抑制の影響から需要は低迷し、 加えて市場競争激化などによ
り、 市場環境の厳しさが続いております。 一方、 次世代のビジネスといわれるクラウド・コンピューティ
ング対応へと業界が移行する動きも顕著となりつつあり、 「システムを所有から利用する時代へ」と事
業を取巻く環境は大きく変化しようとしています。 このような市場環境下、 大規模向けソリューションビ
ジネスについては、 ソフトウェア機能強化により市場競争力を高め、 営業・SEが一体となった販売体制を
強化し、 潜在需要の顕在化に注力してまいります。 また、 時代の変化に対応すべく、 国内グループ会社との
連携を強化し、 ASP( Appl i c at i on Ser v i c e Pr ov i der ) サービス事業の拡大をめざしてまいります。 収益向
上策としては、 大規模事業所向けソリューションビジネスにおける収益管理の徹底、 プロジェクトマネジ
メント体制強化、 ソフトウェア標準化などによるコストダウンを推進するとともに、 中小規模事業所向け
汎用パッケージソフトの販売拡大を推進し、 収益力の改善・向上を図ってまいります。
海外市場においては、 米国のアキュタイムシステムズ社を今年2月に買収したことにより、 北米市場で
の顧客基盤強化と販売ルート拡大を図り、 また、 ハードウェア拡充によりグローバル供給体制の構築や開
発コスト圧縮に取り組むほか、 フランスのホロスマート社製ソフトウェアの欧州各国への販路拡大とグ
ローバル化に向けた体制強化により、 事業拡大をめざしてまいります。
パーキングシステム事業は、 新車買い替え補助制度など経済対策が自動車の販売台数回復の下支えと
なる中、 自動車利用率向上が駐車場の稼働率改善に繋がり、 先送りとなっていた更新案件の再開、 駐車場
管理会社の不採算物件のスクラップ&ビルドが進展したことにより、 新規及び更新需要ともに緩やかな
回復が続いております。 駐車場を取巻くビジネス環境は、 温室効果ガス排出削減への取り組みや交通渋滞
緩和を目的としたパークアンドライド駐車場設置への取り組み、 カーシェアリングサービスの導入、 電気
自動車用充電スタンドの設置拡大など、 車社会を反映した新しい取り組みが増加し、 益々駐車場利用者の
ニーズに注目した駐車場経営が求められています。 このような環境下、 駐車場経営の収益向上、 効率化な
ど顧客目線に立った提案活動に注力、 ネットワーク対応型やI T機能搭載型の高付加価値商品、 保守メンテ
ナンスや駐車場管理運営サービスの提供等の総合提案ビジネスをグループ会社との連携強化により推進
し、 既存ユーザーの確実な取込みを実現してまいります。 放置自転車問題により顕在化してきた駐輪場市
有価証券報告書
ては、 省力化・合理化提案に加え、 安心・安全を目的とした新市場拡大をめざしてまいります。 収益力改
善・向上策としては、 特注品の標準化推進、 物件別収益管理の強化、 購入品の内製化等を図ってまいりま
す。
海外市場においては、 北米では、 アマノマクギャン社を軸とした顧客密着型販売を一層強化し、 北米市
場におけるパーキングシステムのトップメーカーとしての地位を確立し、 事業拡大をめざしてまいりま
す。 また、 欧州においてはイギリスにアマノU K社を設立し既存顧客からの更新需要獲得及び直販体制によ
る新市場拡大をめざすとともに、 アジアにおいては韓国を中心に更なる事業拡大を図ってまいります。 各
市場でのトップシェア獲得をめざし、 事業の積極的なグローバル展開を図ってまいります。
2 環境関連システム事業
環境システム事業は、 国内は製造業の設備投資抑制が続く中、 液晶や半導体など電子機器関連分野にお
いては需要回復が顕著となり、 また設備投資凍結や先送りとなった案件が再開する動きも見られるよう
になりましたが、 事業環境は依然として厳しい状況が続いております。 一方では、 アジア地域、 特に中国市
場を中心に工作機械需要の回復など設備投資が活発化しており、 確実に需要は海外にシフトしています。
このような市場環境下、 中国現地生産拡大、 販売体制強化を図り、 日系進出企業からローカル企業へと中
国市場の需要拡大をめざしてまいります。 また、 環境負荷低減に対応した新商品開発力の強化、 工作機械
の小型化・多様化に対応した新商品の市場投入、 安全性向上のための粉塵爆発対策技術の強化、 さらに
は、 メンテナンス事業拡大により、 潜在的な需要の掘り起こしに努めるとともに、 収益力向上のため、 物件
単位の収益管理の一層強化を図ってまいります。
海外市場においては、 中国、 タイをはじめとするアジア地域のグループ各社との連携を一層強化し、 ア
ジアにおける市場拡大を推進してまいります。
3 人材育成
事業を遂行する上で人材こそが最も重要な経営資源との認識のもと、 人材の育成は最重要課題のひと
つとして捉え、 変革を恐れず、 果敢に挑戦していく人材の育成に注力してまいります。
4 株式会社の支配に関する基本方針
Ⅰ.当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、 安定的かつ持続的な企業価値の向上が当社の経営にとって最優先課題と考え、 その実現に
日々努めております。 したがいまして、 当社は、 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、 当
社の経営理念、 企業価値の様々な源泉、 当社を支える顧客、 取引先及び従業員等のステークホルダー
との信頼関係を十分に理解し、 当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を中長期的に確保
・向上させる者でなければならないと考えております。
上場会社である当社の株式は、 株主及び投資家の皆様による自由な取引に委ねられているため、 当
社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方は、 最終的には株主の皆様のご意思に基づき
決定されることを基本としており、 会社の支配権の移転を伴う大量買付けに応じるか否かの判断も、
最終的には株主の皆様全体の意思に基づき行われるべきものと考えております。 また、 当社は、 当社
株券等の大量買付けであっても、 当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益に資するもので
あればこれを否定するものではありません。
しかしながら、 事前に当社取締役会の賛同を得ずに行われる株券等の大量買付けの中には、 その目
的等から見て企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、 株主
の皆様に株式の売却を事実上強制するおそれがあるもの、 対象会社の取締役会が代替案を提案する
有価証券報告書